「SARS-CоV-2」と「COVID-19」の違いについて

「SARS-CоV-2」と「COVID-19」の違いについて

日々新型コロナウイルスに関するニュースが流れる中、「COVID-19」という文字を毎日のように目にします。しかし、クリモアに関する北海道大学の研究結果では、「SARS-CоV-2」に対して99.9%除菌有効と出ています。なぜ「COVID-19」に対して99.9%除菌有効と書かれていないのか疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

「SARS-CоV-2」は病原菌、「COVID-19」は感染症を表す

少しややこしいのですが、「COVID-19」の「CO」は「corona」、「VI」は「virus」、「D」は「disease」の略で、感染症を表しています。それに対してウイルス名として、国際ウイルス分類委員会ICTV(International Committee on Taxonomy of Viruses)が、もともと存在していた重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こすウイルスであるSARS-CoVの姉妹種であるという理由で「SARS-CoV-2」と名前を付けました。つまり、COVID-19を発症させる病原菌をSARS-Cov2としているのです。

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